法界寺(ほうかいじ)(京都市伏見区日野西大道町19)
五輪塔は、親鸞上人の父 日野有範(ひのありのり)の墓と伝え、松香石(凝灰岩)製で平安末期の作品とされている。
法界寺(ほうかいじ)五輪塔 (平安時代末期、松香石:凝灰岩、 高さ 約 100Cm)
五輪塔は、法界寺の東、日野誕生院の北側に隣接する日野御廟所の中央、日野有範(ありのり)の墓と伝える。松香石製で古彫をしめす。 |
五輪塔 火輪
屋根面は、やや下向きにそり、軒は穏やかに反る
五輪塔 水輪
やや縦長の球形
石材が平安時代以前によく使われた松香石(凝灰岩)であり、全体に古調をしめす形状から日野有範の没した平安末期と推定されている |
五輪塔 地輪
背が低く、古調をしめす
日野御廟所
日野家歴代の墓所で、中央に日野有範の墓塔と呼ばれる五輪塔を安置する
法界寺(ほうかいじ)本堂(薬師堂)(重要文化財、室町時代 康正二年 1456年、本瓦葺)
奈良県斑鳩町竜田の伝灯寺(でんとうじ) 勧請堂(かんじょうどう)を明治三十七年(1904)に移築したもの
法界寺(ほうかいじ)阿弥陀堂(国宝、鎌倉時代前期、方五間、一重裳階付、宝形造、桧皮葺)
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*京阪六地蔵駅前から京阪バス 日野誕生院行きに乗車、終点 「誕生院バス停」下車、北方向へ 約80m。法界寺へは、「日野薬師バス停」下車すぐ。
(撮影:平成23年6月15日)