白毫寺（びゃくごうじ）（奈良県奈良市白毫寺町392）

　　白毫寺の宝蔵には、本尊 阿弥陀如来坐像を始めとして、平安時代から鎌倉時代の仏像（すべて国・重要文化財）が七体安置されている。

白毫寺（びゃくごうじ）弥勒石仏 （安土桃山時代 慶長十五年 1610年、花崗岩、高さ 170Cm)

本堂の東側、一段高くなった場所の広場に安置されている。舟形光背を負い、蓮華座上に立つ如来形の弥勒を半肉彫りする

弥勒如来は、右手施無畏印、左手は下げ手の甲を表にする。如来の左右に以下の刻銘がある。

刻銘：「奉供養唯識論一千部、慶長十五年（1610）庚戌二月十五日、論講衆」

弥勒 下部 蓮華座

　白毫寺（びゃくごうじ）宝篋印塔板碑

白毫寺（びゃくごうじ）宝篋印塔板碑 （花崗岩、高さ 117Cm)、舟形表面は輪郭を巻き、内に通常形の宝篋印塔を薄肉彫りする

宝篋印塔 塔身

阿弥陀如来の種子「キリーク」を刻む

　 白毫寺（びゃくごうじ）釈迦種子板碑

		白毫寺 釈迦種子板碑
		江戸時代前期 寛永十五年 1638年
		上部中央に釈迦如来の種子「バク」
		中央の刻銘：「奉読誦法華経三千部成就」
		花崗岩、高さ 110Cm

白毫寺（びゃくごうじ）釈迦種子板碑

白毫寺（びゃくごうじ）石仏・石塔群

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白毫寺境内から見る興福寺五重塔

白毫寺は、市内東部の山なみ、若草山・春日山に続く高円山のふもとにあり、境内から奈良市街を一望できる

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＊JR・近鉄 奈良駅前から奈良交通 市内循環バスに乗車、「高畑町バス停」下車 東南方向へ徒歩 約20分。又は、東山方面行バスに乗車、「白毫寺バス停」下車 東方向へ徒歩 約10分。新薬師寺より徒歩 約15分。

(撮影：平成23年3月3日）