北椿尾(きたつばお)地蔵石仏

 北椿尾(きたつばお)地蔵石仏(奈良市北椿尾町出垣内)

  「柳茶屋バス停」から正暦寺への道、出垣内集落の道端 左手の覆屋に板碑とともに安置されている。

北椿尾(きたつばお)地蔵石仏 (鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 190Cm 像高 162Cm)

お顔の部分と円光背の破損がひどく、肩と足の部分も折損する。右手錫杖、左手宝珠の通常の地蔵立像。円光背を含め一石で作られている

地蔵は「ハナキレ地蔵」と呼ばれている。昭和36年の第二室戸台風(1961)で倒れ折損する。木彫仏に近い丸彫りで、技法的にも優れている。

蓮華座・台座

蓮華座は地蔵本体と一石で、うろこ葺き。台座は上端が複弁反花で、鎌倉後期の石燈籠基礎を流用する。

北椿尾(きたつばお)六字名号板碑

 北椿尾(きたつばお)六字名号板碑(奈良市北椿尾町出垣内)

  板碑中央に「南無阿弥陀仏」の六字名号を刻む。名号の向かって左側に慶長十二年(1607)の紀年銘がある。

北椿尾 六字名号板碑 (安土桃山時代 慶長十二年 1607年、花崗岩、高さ128Cm 幅57Cm)

刻銘:「慶長十二年丁未三月」 中央に「南無阿弥陀仏」、左に紀年銘、右に「奉念仏講」と刻む 刻銘:「奉念仏講人数」

板碑中央に「南無阿弥陀仏」、向かって右に「奉念仏講人数」、左に「慶長十二年(1607)丁未三月十五日」、その他余白に多数の人名が刻まれている。

板碑 頭部

頭部山形、下に切込を入れ、額部は薄く突出する

北椿尾(きたつばお)地蔵石仏 安置覆屋

柳茶屋墓地前(やなぎちゃやぼちまえ)地蔵石仏

 柳茶屋墓地前(やなぎちゃやぼちまえ)地蔵石仏(奈良市高樋町)

柳茶屋墓地前(やなぎちゃやぼちまえ) 地蔵石仏 (江戸時代初期、花崗岩、像高 111Cm)

柳茶屋墓地の入口、地蔵堂に安置されている。右手は与願印、左手に宝珠を持つ。体部は丸彫りで、円光背を含め一石で作られている。

蓮華座

蓮華座は、地蔵本体と一石で作る。

柳茶屋墓地前 地蔵堂

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柳茶屋バス停

 石  仏-紀年順-目次

*北椿尾地蔵石仏は、JR・近鉄奈良駅より奈良交通バス 米谷町行きに乗車、「柳茶屋バス停」下車 東方向へ 約700m。柳茶屋墓地前地蔵石仏は、「柳茶屋バス停」の西側 約10m。

(撮影:平成19年12月31日、平成24年9月5日)