小池寺門前(こいけでらもんぜん)地蔵石棺仏(奈良県大和高田市池田)
小池寺門前の地蔵堂に安置されている石棺仏で、天理市の建治二年(1276年)在銘 専行院石棺仏に作風が似ている。
小池寺門前 地蔵石棺仏(鎌倉時代中期、凝灰岩、像高 79Cm、高さ 175Cm 幅 81Cm)
小池寺の門前建つ地蔵堂内に安置する。長持型石棺の蓋の内部に、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ地蔵菩薩を半肉彫りする。 |
右手の錫杖は、身体に平行して垂直に立てる。
地蔵石棺仏 上半部
お顔の下方や錫杖頭、宝珠等に破損がある。作風が、天理市柳本の専行院石棺仏(鎌倉時代中期 建治二年 1276年)とよく似ている。 |
地蔵石棺仏 下部
蓮華座上に立ち、専行院石棺仏と同様に裳裾を広く張出す。
石棺仏が安置されている地蔵堂
小池寺 (こいけでら)
*近鉄大阪線「大和高田駅」下車、西方向へ徒歩 約22分。
(撮影:平成23年12月22日)