香林寺(こうりんじ)(埼玉県熊谷市東別府799)
本堂に向かって左手前にある道祖神像で、男神が女神にお酒を注ぐ動作を表している。表情もしぐさも愛らしい。
香林寺(こうりんじ) 双体道祖神 (江戸時代中期 宝暦十二年 1762年、安山岩、高さ 69Cm)
男神と女神が寄り添い、お互いの肩を抱きかかえる。男神は、右手に酒瓶を持ち、女神は左手に盃を持つ。男女神の愛らしい姿を半肉に刻む |
屋根部
切妻正面に懸魚をつくり、長押の下に御幣を三カ所にかける
道祖神の両脇に「寶暦十二(1762)壬午歳九月吉日」「武州旛羅郡当村講中」の刻銘がある。江戸時代中期の作品。 |
墓地入口に立つ板碑で、銘文は磨滅し判明しないが堂々たる阿弥陀如来の種子を刻んでいる。
香林寺(こうりんじ)阿弥陀三尊種子板碑(年代不明、緑泥片岩、高さ 140Cm 下幅 50Cm 厚さ 11Cm)
頭部山形、身部上方 蓮華座上に阿弥陀の種子「キリーク」、その下 蓮華座上に観音・勢至の種子「サ」・「サク」を刻み阿弥陀三尊とする |
板碑 頭部
頭部山形、下に二条線らしき跡、塔身は一重の輪郭をまく
板碑正面、銘文は磨滅し判読不明 | 板碑 背面 |
香林寺(こうりんじ) (曹洞宗)
*JR高崎線「籠原駅」下車、北東方向に徒歩 約28分。安楽寺からは、東方向に徒歩 約9分。
(撮影:平成23年10月30日)