八王子神社(はちおうじじんじゃ)石燈籠

 八王子神社(はちおうじじんじゃ)(滋賀県湖南市菩提寺)

  石燈籠は、南北朝時代 貞治四年(1365)の在銘石燈籠。他に、七重石塔、柱が六角柱の石鳥居を有する。

八王子神社 石燈籠 (重要美術品、南北朝時代中期 貞和四年 1365年、花崗岩、高さ 199.6Cm)

請花・宝珠、宝珠は、ステンレス製の盗難防止柵を上部で受ける
六角型石燈籠は、拝殿に向かって左側手前に立っている 火袋、後補で、六角型。火口二面、丸窓二面、壁面 二面の構成

六方から蕨手(わらびて)が立ちあがる

中  台

中台上端は低い一段で、側面二区、下端は単弁の蓮弁を刻出する

竿は円柱で、三節をつくる。中節は連珠文。南北朝時代「貞治二二(四)(1365)乙巳十二月八日、施主正願」の刻銘がある。

基  礎 ・ 基 壇

基壇は六角で二石からなる。基礎は上端に複弁反花、側面は六面とも輪郭を巻き格狭間をつくる

 八王子神社(はちおうじじんじゃ)七重石塔

八王子神社(はちおうじじんじゃ)七重石塔(市指定文化財、南北朝時代 、花崗岩)

初・二層屋根、各層屋根の上部に、上層の軸部をつくりだす
七重石塔は、拝殿に向かって右手より登った山上に立っている。 初層軸部、四面とも無地で、梵字・刻銘はない

 八王子神社(はちおうじじんじゃ)石鳥居

八王子神社(はちおうじじんじゃ)石燈籠(室町時代 、花崗岩)

柱は転び(傾斜)を持ち、珍しい六角柱。笠木、島木が中央で二本継ぎになり額束で受ける。両端で強く反っている。

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八王子神社 (はちおうじじんじゃ)

八王子神社は、旧 八王子村に廃小菩提寺の守護社三社 〈斎(いつき)神社・和田神社〉の一社として、表鬼門を守るために作られた。

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*JR草津線 石部駅前より湖南市コミュニティバス 菩提寺線・石部駅ルートに乗車、「北山台西口バス停」下車、北東側すぐ。

(撮影:平成23年10月19日)