高野山の塔

  光台院多宝塔(伊都郡高野町高野山649)

   光台院は白河法皇第四皇子、高野御室覚法親王の開基になる。御室御所の別院、「高野御室」と呼ばれた

光台院多宝塔(指定なし、大正5年 1915年、桧皮葺、高さ 約10m)


門を入ると広葉樹が燃え立つような紅色で迎えてくれる

光台院本堂

塔は擬宝珠高欄をめぐらし、中央間桟唐戸、脇間連子窓、組物は出組、中備えは中央間蟇股、脇間間斗束、軒は扇垂木、上重は四手先組物、亀腹は銅板葺

現在の多宝塔は、もともとあった多宝塔が大阪の藤田美術館に移され、そのあとに藤田氏が元の塔と同じ形に再建した

  成福院八角三重塔(伊都郡高野町高野山593)

成福院 八角三重塔(指定なし、昭和59年 1984年建立、銅板葺、高さ 15.6m)

  高野山南院 仏舎利塔

   

高野山南院 仏舎利塔(指定なし、昭和6年 1931年建立、銅瓦棒引き)

高野山南院 仏舎利塔軸部

  金剛峯寺 六角経堂

金剛峯寺 六角経堂 六角二重塔(国史跡、昭和7年 1932年建立、銅板葺)

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  金剛峯寺 六角経堂

国史跡 六角経堂

平治元年(1159)に建てられ、美福門院寄進の紺字一切経を容れていたが、経蔵は昭和のはじめに焼けて立て直した。

重文の一切経は霊宝館大宝蔵に保存されている

(平成17年11月5日撮影、成福院除く)