慈恩寺(じおんじ)三重塔(山形県寒河江市大字慈恩寺地籍31)

  多くの文化財を有する東北地方を代表する寺院

慈恩寺三重塔(県指定文化財、江戸時代 文政十三年 1830年、銅板葺、高さ 26.7m)


三層部の北側屋根に外に出る窓がある(写真:上部)

二層部、三層と同じで組物は三手先、軒は二軒繁垂木

慈恩寺は天平18年(746)、聖武天皇の勅令でインド僧婆羅門僧正が開基したと伝えられる東北を代表する寺院

三重塔は慶長十三年(1608)山形城主最上義光が建立後、文政六年(1823)焼失。文政十三年(1830)再建。大工は布川文五郎

塔は高欄のない縁をめぐらし、縁の下は板張りになっている。中央間桟唐戸、脇間板張り、中備えは蟇股


三層部、軒は二軒繁垂木

初層部、三手先組。物軒は二軒繁垂木

相輪(写真:右)は擦が上端まで太く、九輪も薄く、詰まった感じがする。層塔には珍しく四方に鎖をたらす

江戸時代には幕府から2812余石の御朱印を受け東北随一の巨刹となった

特に平安・鎌倉時代につくられた優れた仏像群がすばらしい。私も仏像に興味を持っていたので20年位前に訪問した


塔、四隅の風鐸

初層、中備えの蟇股

塔の内部は、四天柱、須弥壇があり大日如来を安置する

慈 恩 寺 仁 王 門

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慈恩寺本堂(重要文化財、桃山時代の様式)

元和四年(1618)山形城主最上家親が再建に着手し、その子義俊の時に完成した

(平成18年5月4日撮影)

*JR羽前高松駅下車 徒歩 約30分。二度目の訪問、以前に比べずいぶんときれいになっていた。金銭的な余裕が感じられた。