安楽寿院(あんらくじゅいん)五輪塔

 安楽寿院(あんらくじゅいん)(京都市伏見区竹田内畑町74)

  白河上皇の院政開始の象徴として鳥羽離宮が造営された。安楽寿院は鳥羽離宮の東殿を寺に改めたことに始まる鳥羽上皇の開基となる真言宗の寺院

安楽寿院五輪塔(重要文化財、鎌倉時代中期 弘安十年 1287年銘、花崗岩、高さ 308Cm)

風・空輪、一石からなり空輪は宝珠の形。やや大きい。
五輪塔は、安楽寿院の北西、老人ホームの前に立っている 水輪、下部がすぼまった壺型で、曲線が美しい。

現在の場所は、旧本堂前にあたる。また、刻銘から鎌倉時代中期 弘安十年(1287)の造立と知られ、年代の確かな標本的遺品として、貴重な存在になっている。

五輪塔 火輪

軒口厚く、両端に向かって力強い反りを見せる

各輪に梵字は刻まれず、すっきりとした美しさを見せている。地輪に刻銘があり、その文面により浄土信仰による建立とされている

五輪塔 地輪

北面(向かって右)に摩耗が激しい、七行の刻銘がある。

刻銘:「一口南無阿弥陀仏、口口口口口法口、念仏口口法界口口、一切功徳口口行口、

口口口口口口願口、口生縁口口口菩提、弘安十年(1278)丁亥二月口口口」

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鳥羽天皇陵

平安時代後期の保延五年(1139)、鳥羽上皇は自らの墓をここに定め、三重塔を建て、落慶法要が行われた

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*近鉄電車・京都地下鉄「竹田駅」下車、徒歩 南へ約10分。

(撮影:平成23年6月15日)