嵯峨嵐山 法輪寺(ほうりんじ)多宝塔(京都市右京区嵐山虚空蔵町)
元明天皇の勅により行基が開基したと伝えられる、戦後に独立した真言宗五智教団の本山
法輪寺多宝塔(指定なし、昭和17年建立、銅板葺、高さ17.4m)
宝林寺は、和銅六年(713)行基菩薩の開基と伝えられ、古義真言宗に属する。もとは、葛井(くずい)寺と称したが、弘法大師の高弟の道昭僧正が
貞観十年(868)に堂塔をおこし法輪寺と改め、弘法大師の修行の遺跡として有名な境内の葛井に姿を現した虚空蔵菩薩を自ら彫って本尊としたと伝えられる。
多宝塔の風鐸 |
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上重の組物は四手先で垂木は扇垂木 |
塔は擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし中央間板唐戸・脇間連子窓・組物は一手先・中備えは中央間蟇股・脇間は間斗束を置く
電電塔(塔をはさんで向かって、左側ヘルツ・右側エジソンの像) 電電宮(電気電波の祖神として電波・電気事業を祈願する神社)
電電宮の護持会会員には放送・電波関係の会社がずらりと並んでいる