仁和寺(にんなじ)五重塔(2)(京都市右京区御室大内33)

  光孝天皇の志を継いだ宇多天皇が当寺に出家し、寺の南に庵を結んだ。以後、この地が仁和寺御室と尊称される。

明治維新まで皇子皇孫が門跡になられたため高い格式を誇っている。活花の御室流華道家元でもある


二層の三手先組物

初層、三手先組物と軒(二軒繁垂木)

塔の初層内部は心柱、四天柱があり仏壇を設け五智如来を安置され、内部全面に極彩色が施されている

初層と二層(二軒繁垂木、軒支輪、間斗束。白と黒のコントラストが美を演出している)

三層〜五層部 初層、三手先組物と二軒平行繁垂木

  

仁和寺仁王門の仁王像

境内の紅葉が美しい

  

仁和寺中門の像

御影堂(重要文化財・桃山時代)は後水尾天皇の旧清涼殿を改造したもの

  

経堂(重要文化財・江戸時代) 二王門(重要文化財・江戸時代)

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金堂(国宝・桃山時代)

明治維新の「錦の御旗」は仁和寺霊明殿の錦の垂れ幕を旗切れとしたものであった

(平成17年11月23日撮影分を大幅追加)