室生寺(むろうじ)五重塔(2)(宇陀市室生区室生78)

  四季折々の風景が美しい、山地に堂塔を構える日本最初の寺院

室生寺(むろうじ)五重塔(国宝、平安時代初期、桧皮葺、高さ 16.18m)


五層部の高欄にのみ横連子が入る

初層、白壁がバックの緑に映える

塔が小さいため「弘法大師一夜造り」の伝説がある

室生寺金堂(国宝、平安時代初期、単層寄棟造り、こけら葺き)

内陣には、釈迦如来立像(国宝・平安時代)や十一面観音菩薩像(国宝・平安時代)など、日本を代表する仏像が安置されている


屋根は桧皮葺で軒の出が大きい(写真:三層部)

初層、三手先組物。肘木、尾垂木の丈が高い

五重塔の相輪は、水煙の代わりに請花付の宝瓶(ほうびょう)と八角形の宝蓋(ほうがい)を冠している(写真:右)

室生寺(むろうじ)弥勒堂(重要文化財、鎌倉時代、こけら葺き)

弥勒堂には、一木造りで衣文が流れるように美しい客仏の釈迦如来坐像(国宝・9世紀末)が安置されている


本堂(国宝、鎌倉時代 延慶元年 1308年、五間四方入母屋造)

室生寺は、山地に堂塔を配置した最初の寺と考えられている

石楠花(しゃくなげ)が満開の頃の室生寺五重塔(撮影:平成21年5月2日)

   

奥の院 御影堂(重要文化財、鎌倉時代) 御影堂の頂上には珍しい石造りの露盤が置かれている

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室生寺仁王門

(塔の部分は平成18年9月24日撮影)