真光寺(しんこうじ)(岡山県備前市西片上1513)
報恩大師が開いた備前四十八ヶ寺の一つ。真言宗の古刹
真光寺(しんこうじ)三重塔(重要文化財、室町時代中期創建、本瓦葺、高さ18.24m)
三層部(中央間のみ間斗束)、軒が低い |
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二層部(三間とも間斗束)、軒が低い |
三重塔は、慶長18年(1613年)に邑久郡牛窓の蓮花頂寺にあった塔を移築したもの
塔は、擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間板唐戸、脇間連子窓、中備えは中央間蟇股、脇間蓑束
本瓦葺の屋根 |
国道側から三重塔を見る |
軒は二軒繁垂木、組物は三手先組物 |
三重塔の内部は来迎柱を立てて来迎壁をつくり、須弥壇を設け、その上に桃山時代の仏師八木浄慶が三石のろう石で造った大日如来坐像が安置されている
四隅の鬼瓦
持ち送り |
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蟇股は四方とも金剛界四仏を表す梵字が刻まれている |
塔は、昭和40年に解体修理が行われ、鮮やかな塔によみがえった
本堂(重要文化財、室町時代、入母屋造、本瓦葺)・軒の反りが美しい
大師堂 |
宝筐印塔(ほうきょういんとう)(左写真)は、三重塔の近くにおかれていた
(平成16年11月14日撮影)