栃木県の塔
輪王寺(りんのうじ)相輪塔(栃木県日光市山内2300)
東照宮、二荒山(ふたらさん)神社とともに日光二社一寺と呼ばれる。天台宗の寺院
輪王寺相輪塔(重要文化財、江戸時代 寛永20年 1643年、青銅製、高さ 17.5m)
相輪塔は天台宗独特の塔婆(とうば)で、木造塔における相輪の部分だけを地上に建てた形をしている
寛永二十年(1643年)に天海僧正により奥院に建てられたが慶安三年(1650年)三仏堂旧地の近くに移され、
さらに明治八年(1875年)に現本堂(三仏堂)の北西隅に移された
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塔の内部には千部の経典を収蔵し天下泰平、国土安穏を祈願するという
輪王寺は天平神護二年(766年)に勝道上人(しょうどうしょうにん)がこの地に四本竜寺を開いたのに始まる
勝道上人没後は、弘法大師が来山し二荒を日光と改め、次いで慈覚大師円仁が来山し三仏堂・常行堂・法華堂を創建したという。
これより天台寺院として発展した。
大護摩堂と相輪塔
輪王寺本堂(三仏堂)(重要文化財、江戸時代 慶安三年 1650年)
桁行七間・梁間四間・一重裳階付、入母屋造、銅瓦葺の大建築
(平成17年3月19日撮影)