金剛峯寺 西塔・東塔(伊都郡高野町高野山132)

  金剛峯寺では創建以来大塔と西塔が建てられた

 西 塔  

西塔(指定なし、江戸時代後期 天保五年 1834年再建、銅板棒引き、高さ 27.3m)


上重、四隅に支柱を設ける大塔の形。四手先組物

亀腹は銅板葺

西塔は弘法大師の遺志にに従って第二世、真然大徳が平安時代仁和三年(887)に建立した。現在の西塔は五度目の再建

塔は擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間三間が桟唐戸、脇間連子窓、中備えは間斗束、柱は角柱


上重、鬼瓦と宝鎖をとめる宝珠の形をした金物

下重、組物は出組、軒は二軒繁垂木

内部は内陣外陣に分たれ、金剛界大日如来と胎蔵界四仏が安置されている

  東 塔

東塔(指定なし、昭和58年 1983年再建、桧皮葺)

尊勝仏頂尊と不動明王、降三世明王を祀る


紅葉が映えて美しい東塔

御影堂(みえいどう)、弘化四年 1847年の再建

東塔は、白河法皇の御願により平安時代 1127年に落慶、江戸時代に再建後焼失、昭和58年に再建

不動堂(国宝、鎌倉時代 建久八年 1197年建立、桧皮葺、桁行三間、梁間四間、入母屋造)

鳥羽院の皇女八条院が建立した

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高野山金剛峯寺

(平成17年11月5日撮影)