善宝寺(ぜんぽうじ)五重塔(山形県鶴岡市大字下川字関根100)
海の守護神、龍神さまの寺院として北海道、東北、北陸をはじめ全国の漁業関係者より絶大な信頼がある
善宝寺(ぜんぽうじ)五重塔(国登録有形文化財・明治26年 1893年・銅瓦葺・高さ 36m)
善宝寺は、小田原の最乗寺、豊川の妙厳寺とともに曹洞宗三大祈願所のひとつである
五層部、軒は扇垂木、三手先組物 |
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三層部、軒は二軒繁垂木 |
善宝寺は平安時代に妙達上人がこの地に草庵を結び「龍華寺」としたのが始まり
塔は、擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間彫刻付桟唐戸、正面脇間は彫刻、他の三面は連子窓、中備えは彫刻
銅瓦葺屋根 |
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初層、三手先組物、軒は二軒繁垂木、中備えは彫刻 |
相輪は型のとおりで水煙が面白い形をしている
初層内部の釈迦如来像坐像
塔の内部は心柱、四天柱があり四方仏坐像を安置する
初層、中備えの彫刻 |
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正面部初層、脇間の彫刻(右側) |
五重塔は明治時代に第三十三世 月円禅山(げつえんぜんざん)大和尚の代に、漁業関係者の発願により「魚麟一切の供養」として建立された
山門(写真左・文久二年 1862年建立)と五百羅漢堂(写真右・安政三年 1856年建立)
五百羅漢堂の仏像 |
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総門(安政三年 1856年建立) |
韋駄天尊像(写真 左:山門の左側の像)
(平成17年4月30日撮影)