閼伽井坊(あかいぼう)多宝塔(花岡八幡宮)(山口県下松市花岡戌町398)
花岡八幡宮は、宇佐八幡宮(大分県)の分霊を、和銅二年(709年)に勧請してお祀りしてある
閼伽井坊(あかいぼう)多宝塔(重要文化財、室町時代中期、こけら葺、高さ 13.7m)
この塔は、藤原鎌足が建立したと伝えられている
上層の屋根の反りが大きく美しい |
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二重部分が高い |
多宝塔は、高欄のない縁をめぐらし、中央間板唐戸、脇間連子窓、中備えは中央間蟇股、脇間蓑束。亀腹は小さい
二重部分の高欄には擬宝珠が付してある
下重の屋根部分 |
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二軒繁垂木 |
相輪は、多宝塔には珍しく層塔型のものがついている。水煙も美しい。また九輪の内、第一輪が特に大きい
上層の四手先組物 | 初重の組物は出組を用いる |
花岡八幡宮拝殿
二層が扇垂木でめずらしい
(平成16年8月11日撮影)