秋田県の塔

 日吉八幡神社(ひえはちまんじんじゃ)三重塔(秋田県秋田市八橋本町1-4-1)

  八橋の山王さんともいわれ親しまれてきた八幡神社。三重塔は鹿嶋・住吉・加茂・春日大明神の扁額を掲げる

日吉八幡神社三重塔(県指定文化財、江戸時代初期 宝永四年 1707年、銅板葺、高さ 約20m)


三層部、軒は扇垂木、組物は三手先

二層部、鹿嶋・住吉・加茂・春日大明神の扁額を掲げる

日吉八幡神社は秋田市外町(とまち)(町人町)の鎮守で滋賀県の日吉山王と京都の石清水八幡を勧請したもの

平安時代に秋田市郊外の笹岡(今の外旭川)にまつられたのが始まりと伝えられ、鎌倉時代には上新城に移された

塔は基壇上に建つ。擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間桟唐戸、脇間花頭窓、中備えは中央間のみ蟇股


三層部、扇垂木。組物は三手先

初層、三手先組物。軒は二軒繁垂木

相輪は層塔には珍しく鎖を四方におろす(写真:右)

境内は秋田市の桜の名所として知られている


初層中備えの蟇股(鳥の浮彫り)

宝永四年(1707)の銘がある擬宝珠

三重塔は、宝永四年(1707)の建立で、嘉永七年(1854)に改築された秋田県唯一の三重塔である

塔の内部は心柱、四天柱、須弥壇はなく、安置仏もない

随神門(県指定文化財、明治初年に廃寺となった寿量院より移築された)

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日吉八幡神社拝殿(県指定文化財、江戸時代 安永七年 1778年)

(平成18年5月2日撮影)

*JR秋田駅下車、秋田中央バスにて運動公園前下車 徒歩8分。