浄土寺(じょうどじ)五輪塔(広島県尾道市東久保町20-28)
足利尊氏の弟 直義の供養塔と伝える五輪塔で、尊氏塔と伝える宝篋印塔の隣に安置されている。
浄土寺(じょうどじ)五輪塔(伝 足利直義塔)(鎌倉時代末期~南北朝時代初期、花崗岩)
風・空輪、他の輪より小ぶりで、後補と思われる。 | ||
木造多宝塔の手前、境内の南端に安置されている。 | 水輪 正面、やや上下をおしつぶした楕円形で梵字「ラ」を刻む。 |
火 輪
軒口厚く、両端で反る。笠の傾斜も美しい。
各輪に五輪塔四門の梵字を刻む。地方臭がなく丁寧に造られているが、風・空輪が別物で均整がとれず、外観が悪くなっている。 |
五輪塔 四門の梵字、上(空輪)から下(地輪)へ
キャ・カ・ラ・バ・ア (東方、発心門) キャー・カー・ラー・バー・アー (南方、修行門)
ケン・カン・ラン・バン・アン (西方、菩提門) キャク・カク・ラク・バク・アク (北方、涅槃門)
地輪 正面(梵字 「ア」)
地輪の梵字は、正面「ア(宝幢)」から右回りに「アー(開敷華王)」・「アン(無量寿)」・「アク(天鼓雷音)」で、胎蔵界四仏の種子が刻まれる。
台 座
台座は蓮弁を彫らず曲線のみにした繰形座
基壇 (最下段)
切石を合わせてつくられている。
浄土寺阿弥陀堂(重要文化財、南北朝時代 貞和元年 1345年再建、桁行五間 梁間四間、寄棟造、本瓦葺)
阿弥陀如来坐像(県文)を安置し、江戸時代までは本堂と呼ばれていた。全体的として和様の手法をとっている。
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*JR 尾道駅前より おのみちバス市内本線東行きに乗車、「浄土寺下バス停」下車 すぐ。
(撮影:平成19年8月12日、平成24年9月23日)