西国寺(さいごくじ)三重塔(広島県尾道市西久保町29-27)

  奈良時代に行基が開創したという真言宗醍醐派の大本山

西国寺三重塔(重要文化財、室町時代 永享元年 1429年、本瓦葺、高さ 22.3m)

三重塔は、境内最後部の高所に建ち、1429年(永享元年)の造営勧進に足利義教が証判を与えた

壇上積み基壇に建つ。縁はなく、中央間板唐戸、脇間連子窓、組物は三手先、中備えは三間とも間斗束、軒は二軒繁垂木


軒の持送り

高欄と軒(二軒繁垂木)

三重塔は、ほぼ純粋の和様建造物。高所に建つため、遠くからよく見える

  

巨大な草鞋で有名な仁王門 本堂の瓦屋根(趣のある瓦の風景)

 山陽路・広島県の塔  向上寺三重塔                           日本の塔-目次

金堂(重要文化財、室町時代 至徳三年 1386年建立、平安期の薬師如来坐像を本尊とする)

(平成16年8月13日撮影)