法光寺(ほうこうじ)五輪塔

 法光寺(ほうこうじ)五輪塔(兵庫県三木市吉川町法光寺287)

   大型で重量感がある五輪塔で、全体的な特徴から室町時代前期の作品と推定されている。

法光寺(ほうこうじ)五輪塔 (県指定文化財、室町時代前期、砂岩、高さ 200Cm)

風・空輪、空輪は宝珠、風輪は縦断面が台形に近い形をしている
五輪塔は本堂に向かって右手前の小高い場所に立っている 水輪、角ばった球形で、下部がややすぼんでいる

五輪塔 火輪

軒口厚く、両端で反る。屋根の勾配も深い。両端の反りが、やや尖ってきている。

五輪塔は、四面各輪とも素面で、梵字や刻銘はない。火輪の両端が、尖ってきていること等から室町時代前期の作品と推定されている。

五輪塔 地輪

四面とも素面で、刻銘はない。

法 光 寺

縁起では、播磨に六十、摂津・丹波に六十の寺院を開いたインド僧 法道仙人が、白雉二年(651)に開創したと伝わる。

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*JR大阪駅から中国ハイウェイバスに乗車、 「吉川インターバス停」下車 西南方向へ徒歩 約38分。

(撮影:平成24年6月 1日)