八幡神社(はちまんじんじゃ)九重石塔

 八幡神社(はちまんじんじゃ)九重石塔(兵庫県豊岡市津居山字八幡山389)

  格狭間の形が美しい九重石塔で、標高 約50mの八幡神社境内に建つ。鎌倉時代中期の作品と推定されている。

八幡神社(はちまんじんじゃ)九重石塔(県指定文化財、鎌倉時代中期、花崗岩、高さ 555Cm)

初層軸部、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就)
九重石塔は、標高 約50mの八幡神社境内に立っている 初層軸部、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦)

初層軸部は、金剛界四仏のアク(不空成就)面が、境内に向かって立っている。

初 層 屋 根

軒は、ほぼ水平で軒下に一重の垂木型を刻出する。

初層・二層屋根

軒は緩やかに反り、各層屋根の上部に低い上層の軸部をつくりだす。

初層軸部、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生)
初層軸部、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀) 九重石塔は、切石で枠取りした三層の基壇上に安置される

基  礎

側面は四面とも、輪郭を巻き内に格狭間をつくる。

基  礎

九重石塔は、格狭間の形状などから、鎌倉時代中期の作品と推定されている。

相輪は下方の伏鉢・請花と九輪の一輪を欠き、水煙・竜車・宝珠と続く。また、本体と比べ摩耗も少なく石質が異なる為、後補と考えられている

基  壇

基壇は、切石で枠取りした三段で、詰め石・砕石を内部に詰めている

八幡神社(はちまんじんじゃ)九重石塔(県指定文化財、鎌倉時代中期)

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八幡神社(はちまんじんじゃ)

円山川河口左岸、津居山湾を見下ろす標高 約50mの山城跡に建っている。

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*JR山陰本線 城崎駅又は豊岡駅前から全但バス日和山行きに乗車、「津居山バス停」下車 北東方向へ徒歩 約7分。

(撮影:平成24年6月27日)