鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)(神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-1082)
徳川秀忠の夫人 崇源院の願いを受け、四代将軍 家綱が再建した「一の鳥居」で、寛文八年(1668)の銘がある。
鶴岡八幡宮石鳥居(一の鳥居)(重要文化財、江戸時代前期 寛文八年 1668年、花崗岩、高さ 850Cm)
若宮大路の南端付近に立つ「一の鳥居」で、徳川四代将軍 家綱が、祖母 崇源院の願いを受け、寛文八年(1668)に石造りで再建した。 |
石鳥居は、転び(傾斜)を持ち、笠木・島木は両端に反り増しをつけ、先端を内斜に切る。石材は、備前大島産の花崗岩を用いている。
石鳥居 上部
笠木の先端が内斜に切られ、八坂神社石鳥居(京都市)や射楯兵主神社石鳥居(姫路市)と同様、先端が尖り江戸時代の手法を見せている。
正面に向って右側柱、上方に三行「寛文八年(1668) 戊申 八月十五日、御再興、鶴岡八幡宮 石雙華表」の刻銘がある。 |
石鳥居 背面
石鳥居は、大正十二年(1923)の関東大震災で崩落、昭和十一年(1936)に修復が完了した。
若宮大路の中央に立つ「一の鳥居」
鶴岡八幡宮 (つるがおかはちまんぐう)
*JR横須賀線 「鎌倉駅」下車、南方向へ徒歩 約8分。
(撮影:平成24年11月7日、平成20年3月25日)