円台寺(えんだいじ)(熊本県熊本市植木町円台寺)
円台寺バス停から円台寺への登り口、崖の中腹に磨崖仏があり、下方に崖の岩壁と別石で一光三尊式の善光寺型三尊石仏が刻まれている。
円台寺(えんだいじ)善光寺型三尊石仏(県指定史跡、鎌倉時代中期、凝灰岩、高さ 92Cm)
中尊は来迎相の阿弥陀如来で、足下には二重の高い蓮華座を刻む。衲衣の表現が細やかで、全体に重厚感のある作品になっている |
円台寺(えんだいじ)善光寺型三尊石仏(県指定史跡)
ほぼ方形の石に駒形を彫り込み光背型とし、光背を脇侍と共用する一光三尊式の阿弥陀三尊を半肉彫りする
勢至菩薩(向かって左側)、胸前で手を合わせる | 観音菩薩(向かって右側)、胸前で手を合わせる |
円台寺(えんだいじ)三重石塔
善光寺形三尊石仏の隣に刻まれている三重石塔で、装飾のない簡素な姿で刻まれている。
円台寺(えんだいじ)浮彫三重石塔 (県指定史跡、鎌倉時代中期、凝灰岩、高さ 92Cm)
三重石塔 相輪 下部
露盤の上、左右に造り出しがあり、肥後地方特有のものといわれている
円台寺(えんだいじ)磨崖仏群及び善光寺型三尊石仏
中央下部、右側に善光寺型石仏、その上部に彩画仏龕(ぶつがん)が横一列に、向かって左側上部に如来磨崖仏が刻まれている。
*JR 鹿児島本線 植木駅前から産交バス 植木町役場もしくは玉名駅行きに乗車、「円台寺バス停」下車、すぐ。
(撮影:平成24年1月27日)