法観寺(ほうかんじ)五重塔(八坂の塔)(東山区八坂通下河原東入八坂上町388)

  八坂の塔として親しまれている五重塔。今は、隣接する民家の中に聳えて建っている

法観寺五重塔(重要文化財、室町時代 永享12年 1440年、本瓦葺、高さ36.4m)


五層部のみ高欄がある。中備えは中央間のみ間斗束

四層部以下は高欄がない。中備えは三間とも間斗束

法観寺は霊応山法観寺と号し、臨済宗建仁寺派に属する

塔は石壇上に建ち縁はめぐらさない。中央間板唐戸、脇間連子窓、中備えは三間とも間斗束


塔、四隅の鬼瓦

軒は二軒繁垂木、組物は三手先組物

法観寺は、聖徳太子の時の創建と伝えられる

内部の須弥壇には金剛界五仏が安置される

 

内部の金剛界五仏(大日・釈迦・阿シュク・宝生・弥陀)

  

現在の五重塔は、室町時代の永享十二年(1440)に足利義則が再建したもの

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八坂の塔は東山のシンボルである

*京都市バス清水坂下車

(平成18年2月19日撮影分を追加)