神童寺(じんどうじ)十三重石塔

 神童寺(じんどうじ)(京都府木津川市山城町神童子不晴谷112)

  開祖は役小角で、笠置山を大峰に当山を吉野山に擬し、北吉野山と号している。平安時代中期の仏像を多数有し仏教美術の宝庫として知られる。

神童寺(じんどうじ)十三重石塔 (鎌倉時代後期、花崗岩

初層軸部、二重円光形を彫りくぼめ顕教四仏を刻む(正面)
十三重石塔は、本堂に向かって左手奥に立っている 初層軸部、二重円光形を彫りくぼめ顕教四仏を刻む(東面)

初層軸部は、顕教四仏を刻み、相輪に至るまで残っている。美しい石塔で、木々の風景ととけあっている。

 神童寺(じんどうじ)地蔵石仏

神童寺(じんどうじ)地蔵石仏(室町時代後期、花崗岩)

本堂に向かって左手横から鐘楼へと登る道の途中、覆屋内に安置されている

地蔵石仏(室町時代後期、花崗岩) 地蔵石仏(室町時代後期、花崗岩)

どちらも右手に錫杖、左手に宝珠を持つ通有の地蔵立像

神童寺本堂(重要文化財、室町時代前期 応永十三年 1406年再建、方三間、寄棟造、本瓦葺)

蔵王権現を本尊とするため、蔵王堂ともいう

神童寺は、平安時代中期の重文・木造仏を六体も有しており、仏教美術の宝庫として知られている。

 腰折地蔵(神童子墓地 地蔵石仏)

腰折地蔵(神童子墓地 地蔵石仏)(鎌倉時代後期、花崗岩)

神童子(じんどうじ)集落の入口に墓地があり、道に面して立っており、腰折地蔵と称している。右手錫杖・左手宝珠の地蔵石仏

 天神社(てんじんじゃ) 十三重石塔                          石仏と石塔-目次!

神童寺(じんどうじ)(真言宗智山派)

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*JR奈良線「棚倉駅」下車、南東方向へ徒歩 約35分。

(撮影:平成19年11月11日、平成23年7月9日)