オモン地蔵(地蔵三尊石仏)

 オモン地蔵(三重県伊賀市長田)

  奈良と伊賀を結ぶ昔の街道沿いに立っている地蔵石仏で、オモン地蔵と呼ばれている。

オモン地蔵(地蔵三尊石仏) (鎌倉時代後期、高さ 158Cm 中尊像高 約94Cm 脇侍像高 約33Cm)

「長田バス停」から国道163号線を南西方向へ、国道から左手側へ下りる小道があり、小川を渡った右手側の小広場に安置されている

中央に舟形光背を負い、蓮華座上に立つ像高 約94Cmの地蔵菩薩、両脇に像高 各33Cmの小地蔵 二体を半肉彫りする

オモン地蔵

地蔵は、オモン地蔵(お紋地蔵)と呼ばれている

中尊は蓮華座上に立ち、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ地蔵菩薩で、お顔もふっくらとした愛らしい表情を見せている

中尊 蓮華座

蓮華座は、単弁の蓮弁が刻まれている

向かって左側の小地蔵、左手に宝珠を持つ 向かって右側の小地蔵、両手で合掌する

二体とも舟形を彫りくぼめ、蓮華座上に立つ地蔵菩薩を半肉彫りする

お紋(オモン)地蔵の石碑

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オモン地蔵と五輪塔群、小石仏

 石  仏-紀年順-目次

*伊賀鉄道「上野市駅前」(上野産業会館バス停)から三重交通バス 中矢行きに乗車、「長田バス停」下車 南西方向へ徒歩 約500m。国道163号線を南西方向へ、左手側へ下りる小道があり、川を渡り右手側の小広場に安置されている。バスの本数が少なく、伊賀鉄道「茅町(かやまち)駅」で無料レンタサイクルを借りるのが便利。

(撮影:平成23年4月21日)