高山寺(こうざんじ)三重塔(長野県上水内郡小川村稲岡7119)
江戸時代、戸隠道と呼ばれた街道沿いにある信濃三十三観音霊場の第三十三番結願の札所
高山寺三重塔(県指定文化財、江戸時代 元禄十一年 1698年、銅板葺、高さ 17.1m)
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![]() 三層部、擬宝珠高欄、組物は三手先 |
![]() 二層部、三層部と同じで正面中央間のみ板唐戸、他の面は板張り |
高山寺は、寺伝によると、大同二年(807)坂上田村麻呂が戦勝祈願のため弘法大師作の聖観音像を安置して観音堂を建立したのが始まりという
塔は高欄のない縁をめぐらし、正面中央間のみ藁座のついた桟唐戸、脇間四面とも板張り、中備えはない
![]() 二層部、薄くシャープに尖った軒 |
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![]() 初層部、和様三手先組物、軒は二軒繁垂木 |
相輪のバックには北アルプスの山々が見える
最初の塔は源頼朝により建久六年(1195)に建立されたといい、現在の塔は木食山居が十万人講を結成し再建した
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![]() 相輪部、水煙 |
![]() 初層、和様三手先組物 |
塔の内部は、来迎柱、来迎壁があり須弥壇を設ける。中央に胎蔵界大日如来、左右に阿弥陀・釈迦如来を安置する
高山寺の南には北アルプスの展望所があり乗鞍、白馬など北アルプスの山々が展望できる
三重塔の後ろは本堂で、毎年八月十日に本尊秘仏の聖観音像が開帳される
*高山寺は海抜約840mの地にある。長野駅より川中島バスにて約50分乗車、高府(たかふ)下車徒歩、行き(登り)約100分、帰り(下り)約80分の舗装された山道。
(平成18年8月13日撮影)