白毫寺（びゃくごうじ）（奈良県奈良市白毫寺町392）

　　白毫（びゃくごう）とは、仏の眉間にある光明を放つ白い毛のことで、白毫寺の名はそれにちなむもの。

白毫寺（びゃくごうじ）不動石仏 （鎌倉時代、花崗岩、高さ 130Cm 像高 100Cm)

本堂の東側、一段高くなった場所の奥に安置されている。花崗岩の表面に、利剣と羂索を持った不動明王立像を半肉彫りする

不動明王像は、大破し磨滅が加わり判然としない部分もあるが、おおらかで力強い作風が見てとれる。

右手に利剣を持ち、顔は憤怒相の不動明王		左手に羂索を持ち、両足は、外開きに表現されている

白毫寺（びゃくごうじ）地蔵石仏 （安土桃山時代 慶長十五年 1610年、花崗岩、高さ 115Cm)

不動明王の南側広場に立つ。舟形光背を負い、蓮華座上に立つ、右手錫杖、左手宝珠の地蔵を半肉彫りする。地蔵の左右に刻銘がある

刻銘：「奉読誦法華経一万部成就」、「慶長十五（1610）庚戌二月日鈴屋宗久敬白」

地蔵 下部

蓮華座は、蓮弁が縦に大きく刻まれる

　白毫寺（びゃくごうじ）弥勒石仏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石仏と石塔-目次！

白毫寺本堂（市指定文化財、江戸時代前期、桁行 五間、梁間 五間、寄棟造、本瓦葺）

勢至・観音菩薩像、聖徳太子二歳像 他を安置する

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＊JR・近鉄 奈良駅前から奈良交通 市内循環バスに乗車、「高畑町バス停」下車 東南方向へ徒歩 約20分。又は、東山方面行バスに乗車、「白毫寺バス停」下車 東方向へ徒歩 約10分。新薬師寺より徒歩 約15分。

(撮影：平成23年3月3日）