不動寺(ふどうじ)(奈良県御所市櫛羅987)
不動寺は、生駒 宝山寺の亮観律師が江戸時代中期 享保年間(1716〜36)に現在の地に伽藍を再興したのに始まる。
不動寺(ふどうじ)不動石仏 (室町時代後期 大永七年 1527年、花崗岩、高さ 165Cm 幅 80Cm)
境内の南西隅に立っている。火焔を負い、右手に利剣、左手に羂索を持つ不動明王立像を半肉彫りする。光背の左右に、下記の刻銘がある。 |
刻銘:「安位寺滝本沙門行盛」「大永七年(1527)丁亥六月廿八日」
安位寺は櫛羅の滝より少し登った所にあった寺院で、ここから約300m南西の「流不動堂」に鎌倉時代後期 嘉元二年(1304)銘の七町石が残っている
櫛羅の滝
不動寺から葛城登山道を約10分登った所にあり、滝に浴すると不動明王の功徳により脳病に効くといわれている。
不動寺(ふどうじ)本堂(曹洞宗)
春のシーズンに咲く葛城山のつつじ
葛城山(標高 959.7m)の山頂付近にあり、一目百万本といわれている大自然の「つつじ園」(平成24年5月21日撮影)
*不動寺は、近鉄 御所駅前から奈良交通バス ロープウェイ前行きに乗車、終点「ロープウェイ前バス停」下車、北方向へすぐ。葛城山の「つつじ園」はロープウェイに乗り「山上駅」下車、徒歩 約15分。
(撮影:平成24年5月21日、平成23年9月3日)