法隆寺(ほうりゅうじ)五重塔(3)

法隆寺五重塔遠景(国宝・飛鳥時代 700年頃・本瓦葺・高さ31.5m)


雲肘木

初層、本瓦葺屋根

この塔のある西院伽藍の様式は、雲肘木、柱のエンタシス、卍(まんじ)崩しの高欄等、法起寺三重塔や法輪寺三重塔に使用されており、飛鳥時代の様式とされている

裳階(もこし)の上の邪鬼


相輪部の水煙(江戸時代のもの)

卍(まんじ)崩しの高欄

二層以上も縁はなく高欄のみ設けられている。高欄は出が少なく丈が高く、地覆と平桁の間に卍崩しの組子を入れる

中門(飛鳥時代・国宝)を支えるエンタシスの柱


風鐸は細長い

垂木の先端には飾り金具が取付けられている

法隆寺は現存する最古の塔であり、心礎は地中にあって、円錐形の穴をうがち舎利容器を安置する

大講堂(国宝・平安時代 990年再建・桁行 九間、梁間四間・入母屋造・本瓦葺)

内部に薬師三尊像(国宝・平安時代)を安置する

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東院夢殿(国宝・奈良時代 天平十年 738年建立・八角円堂・本瓦葺)

内部に観音菩薩立像(救世観音)(国宝)を安置する

*JR法隆寺駅の駅前でレンタサイクルを借り斑鳩路を一周した。時間があったのでさらに広陵町の百済寺まで足をのばした。朝早くから行ったので、さすがにつかれた。法隆寺の境内は、三脚の使用が禁止されているので注意。

(平成17年9月18日撮影分を大幅追加)