海龍王寺(かいりゅうおうじ)五重小塔(奈良市法華寺町897)

  天平三年(731)玄肪(げんぼう)入唐の際に光明皇后が建立したと伝えられる(法華寺に隣接する寺院)

海龍王寺(かいりゅうおうじ)五重小塔(国宝、奈良時代、本瓦形板葺、高さ 4.0m)


相輪部(明治の修理時に復元された)

組物部

 実物の十分の一くらいの大きさで、堂内に安置する小塔

軒は、地垂木が円形・飛エン垂木が角形の二軒繁垂木。軒反りが小さく直線的


三手先組物

西金堂正面より撮影(五重小塔が見える)

初重は角間とも扉構を造るが扉はなく、二層以上は中央間に扉口を造るも扉はない

工芸的な塔だが、奈良時代の形式技法を知ることが出来る貴重な塔

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海龍王寺(かいりゅうおうじ)西金堂(重要文化財、奈良時代)

西金堂は、五重小塔の覆堂と考えられている