宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)石燈籠

 宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)〈奈良県宇陀市榛原区下井足(しもいだに)635〉

  石燈籠は、地方色のある鎌倉時代末期の作品。

宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)神社 石燈籠 (鎌倉時代末期、花崗岩、高さ 233Cm)

請花・宝珠、請花は覆輪付単弁の蓮弁
六角型石燈籠で、拝殿に向かって右側に立っている 火袋、六角で、火口二面、壁面 四面の構成

背が高く重厚感があり、蕨手(わらびて)は小さい。

火  袋

壁面の上区は、二区横連子、下区も二区に分かつ

中  台

上端は二段、側面は二区で、下端は複弁の蓮弁

竿は太い円柱で、三節をつくる。残念ながら刻銘はない。地方的なにおいがする鎌倉時代末期の造立と思われる作品。

基  礎

基礎は六角形で、上端に複弁反花、側面は地中に埋まっているが二区。

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宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)拝殿

 石燈籠(いしどうろう)

*近鉄大阪線「榛原駅」下車、南方向へ徒歩 約12分。

(撮影:平成23年8月29日)