成就寺（じょうじゅじ）三重塔（岡山市北区建部町富沢682）
備前四十八ヶ寺の一つ。奈良時代後期に報恩大師により創建された
成就寺三重塔（市指定文化財、江戸時代 文化五年 1808年、桟瓦葺、高さ 約13ｍ）
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 三層部（中備えは三間とも間斗束を置く） |
 二層部（二層部のみ扇垂木は珍しい） |
当初は天台宗の寺院として山上伽藍を整え、末寺三ヶ寺、十二ヶ坊、寺領七十五石余を有し中本山として栄えた
塔は高欄のない縁をめぐらし、中央間桟唐戸、脇間板張り、中備えは中央間はなく脇間蓑束
 組物（三手先） |
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 刎高欄（はねこうらん） |
相輪は小ぶりで美しい
室町時代の延文三年（1358年）に城主の保護のもと、日蓮宗に改宗し現在に至る
瓦と軒、組物、尾垂木の調和がバックの緑に映えて美しい
江戸時代の明和三年（1766年）に仁王門を残し堂塔をことごとく焼失した。現存する建物はこの時以降に再建された
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 水煙（唐草模様で形に特色がある） |
 組物（三手先） |
内部は四天柱と来迎壁があり、大日如来を安置する
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仁王尊（金剛神・密迹神、運慶作と伝えられている）（県指定文化財）
成就寺仁王門（町指定文化財）
（平成16年11月14日撮影）
