誕生寺(たんじょうじ)五輪塔

 誕生寺(たんじょうじ)(岡山県久米郡久米南町誕生寺里方808)

  法然上人六十一歳の建久四年(1193)、弟子の熊谷直実入道蓮生房が法然上人の自作自像をもって建立したのが誕生寺。

誕生寺 五輪塔 (県指定文化財、室町時代前期 応永三十二年 1425年、花崗岩、高さ 123Cm)

風・空輪、一石からなり空輪は角ばった宝珠の形
五輪塔は室町前期の作品で、本堂に向かって左側裏手に立っている 水輪、肩の張った壺型。

室町時代前期 応永三十二年(1425)の銘があり、美作守護職であった赤松義則(証寿)(1358-1427)が願主として造立した。

五輪塔 火輪

軒口厚く、両端で反る。屋根の勾配も深い。

五輪塔 地輪

北面に「願主 証寿」「応永卅二年(1425)乙巳六月九日」「聖速阿」の刻銘がある

四面の各輪に五輪塔四門の梵字が刻まれている。地輪にある願主証寿は、美作 守護職であった赤松義則であると考えられている

五輪塔の横には、南無阿弥陀佛の六字名号石碑がある

誕生寺(たんじょうじ)御影堂(本堂)(重要文化財、江戸時代中期 元禄八年 1695年再建)

御影堂(みえいどう)の位置は、法然上人の両親が住んでいた館

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誕生寺(たんじょうじ)山門(重要文化財、江戸時代中期 延享二年 1745年)

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*JR津山線 「誕生寺駅」 下車、北西方向へ徒歩 約12分。

(撮影:平成16年11月14日、平成23年7月18日)