普光寺(ふこうじ)(大分県豊後大野市朝地町上尾塚1225)
大分県下最大の磨崖仏で、中尊に不動明王坐像、脇侍に制叱迦(せいたか)、矜羯羅(こんがら)の二童子を刻む。
普光寺(ふこうじ)磨崖仏(県指定文化財、鎌倉時代、、中尊高さ 11.37m 座高 6.8m、脇侍高さ 5.5m)
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小さな谷を隔てた岩壁に不動三尊像が刻まれている。大分県下最大の磨崖仏で、中尊に不動明王坐像、脇侍に制叱迦、矜羯羅の二童子を刻む |
不動明王坐像
右手に利剣、左手に羂索を持ち、お顔は憤怒相をしている
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制叱迦(せいたか)童子 | 不動明王坐像 |
普光寺 磨崖仏全景
磨崖仏の右側に、「金剛界」と「胎蔵界」を表す巨大な龕(がん)がある
奥の院
向かって左側の岩肌に阿弥陀如来坐像と不動三尊像が刻まれている
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不動明王立像(県文、像高 180Cm ) | 阿弥陀如来坐像(県指定文化財、像高 90Cm) |
不動明王は、火焔を負い、弁髪の憤怒相で、右手に利剣、左手に羂索を持つ。脇侍に制叱迦(せいたか)、矜羯羅(こんがら)の二童子が刻まれている
不動三尊像と阿弥陀如来坐像 (県指定文化財、鎌倉時代)
護摩堂
壁面に不動三尊像より古い多聞天が刻まれている
普光寺(ふこうじ)(高野山 真言宗)
大友能直(よしなお)の死後、妻の尼深妙が能直の菩提を弔う為に建立したという
*豊肥本線 「朝地駅」下車、南方向へ 約4Km。
(撮影:平成23年3月11日)