宮津留 石幢(みやづる せきどう)

 宮津留(みやづる)石幢(大分県豊後大野市清川町六種 宮津留)

   基礎・幢身・中台・龕部・笠がすべて平面四角形の石幢で、室町時代の造立と推定されている。この形の石幢は、旧 清川村に多い。

宮津留(みやづる)石幢 (旧 村指定文化財、室町時代、凝灰岩、高さ 260Cm)

龕部正面、龕部は四面で、三面に六地蔵を刻む
旧 村道宮津留線、小さな集落の道端に立っている 龕部北・西面、龕部は四面で、三面に六地蔵を刻む

笠は軒口厚く、緩やかに反る。軒下に垂木型を作り出す。

龕部 西・南面

龕部は四面で、三面に六地蔵を刻む

中 台

平面が四角で、笠と相似の立体形

幢身、東面・北面・西面の中央に蓮華を刻み、その上に金剛界四仏の種子、東面:阿弥陀、北面:宝生(?)、西面:阿閦を刻む

 宝生寺(ほうしょうじ)宝篋印塔                             石仏と石塔-目次!

基 礎

方形で二重、表面に盃状穴(はいじょうけつ)という小さな窪みがある

 石 幢 (せきどう)

*JR豊肥本線 豊後清川駅前から大分バス 市民病院行き乗車、「下市バス停」下車、南西方向へ 約3.8Km。

(撮影:平成23年3月13日)