青宇田(あうだ)の画像石(2)

 青宇田(あうだ)の画像石(がぞうせき)(大分県豊後高田市美和 青宇田)

  南北朝時代末期 延命寺の僧 一道・道念外五名の発願により作成された。閣閃石安山岩(剥離石:はくりせき)に、仏像や願文を浄土思想を絵巻物風に線刻している。

 青宇田(あうだ)線刻六地蔵石仏

青宇田(あうだ)線刻六地蔵石仏 (県指定文化財、南北朝時代後期 至徳二年 1385年、安山岩、高さ 約100Cm 幅 約150Cm)

蓮華座上に立つ六体の地蔵菩薩を刻み、その脇に境界線を引く。円光背の右上に「蓮正」「妙正」「妙道」「妙音」「妙珍」「大願主道念」の刻銘がある

青宇田(あうだ)線刻六地蔵石仏 (県指定文化財、南北朝時代後期)

左端に「至徳二年(1385)正月十二日」の紀年銘が入る

 青宇田(あうだ)地獄十王石仏

青宇田(あうだ)地獄十王石仏 (県指定文化財、安山岩)

青宇田(あうだ)地獄十王石仏 (部分)

十王像が線刻されている。また、地獄を表現した線刻石もある。ただ、摩耗が激しく、明瞭に見れないのが残念。

 青宇田(あうだ)観音菩薩石仏

青宇田(あうだ)線刻観音菩薩立像(県指定文化財、安山岩)

円光背を負い、宝冠に化仏をつけ、手に蓮華を持つ。いかにも女性的で、美しい。観音が刻まれた画像石は、この一体のみ。

 青宇田(あうだ)画像石

青宇田(あうだ)画像石 (県指定文化財、、安山岩)

南北朝時代末期の作品、九十四枚の画像石が展示されている

青宇田(あうだ)線刻僧形像 (県指定文化財、安山岩)

青宇田(あうだ)線刻地蔵像(県指定文化財、安山岩) 青宇田(あうだ)線刻僧形像 (県指定文化財、安山岩)

青宇田(あうだ)画像石 (県指定文化財、、安山岩)

 大年社(おおとししゃ)胎蔵界大日種子板碑                  石仏と石塔-目次!

青宇田(あうだ)石造四天王像 四体 (市指定文化財、安山岩、高さ 約60Cm)

岩壁を彫りくぼめた小さな石窟内に、丸彫りの四天王像 四体が横一列に安置されている

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*JR日豊本線 宇佐駅前から、大分交通バス 伊美行きに乗車、「高田市役所前バス停」下車 東方向へ 約2.2Km。

(撮影:平成23年3月17日)