鍋山磨崖仏(なべやままがいぶつ)[大分県豊後高田市田染(たしぶ)上野334-1]
不動三尊を刻んだ磨崖仏で、中尊の不動明王は像高 230Cm、脇侍の矜羯羅(こんがら)童子は剥落する。
鍋山磨崖仏(なべやま まがいぶつ) (国史跡、鎌倉時代中期、凝灰岩、高さ 230Cm)
鍋山の中腹岩壁に、不動三尊立像を半肉彫りする。脇侍は、制叱迦(せいたか)童子を残し、矜羯羅(こんがら)童子は剥落する。 |
不動明王 上半部
制叱迦童子(像高 121Cm)は、やや首をかしげ、左手を曲げ、右腕にかける。全体に風化・摩耗が進み細部は分かりにくい |
鍋山磨崖仏 下部
不動明王は、右手に利剣、左手に羂索を持ち、左目は半眼、右目は開き、巻髪を弁髪に束ねて左肩に垂らす |
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鍋山磨崖仏(なべやま まがいぶつ) (国史跡、鎌倉時代中期)
下の道路から、約八十段の石段を登ると、不動三尊を祀った覆堂がある。
*公共交通としては、豊後高田市の市民乗り合いタクシーがある。豊後高田市商工会議所から市役所経由で、「上野」下車、徒歩。県道34号線沿いにあり、案内標がでている。当方は、宇佐神宮前の「宇佐観光協会」で電動レンタサイクルを借りて回った。
(撮影:平成23年3月16日)