真木大堂（まきおおどう）古代公園 ［大分県豊後高田市田染（たしぶ）真木1796]

　 　真木大堂の境内に石造美術品が展示されている「古代公園」にあり、豊後高田市横嶺の龍泉寺にあったものを移転した。

旧 龍泉寺（りゅうせんじ）宝塔（国東塔）（市指定文化財、鎌倉後期～南北朝時代、安山岩、高さ 約310Cm)

		笠上端の露盤、台形で、側面は二区で、竪連子文様を入れる
龍泉寺にあったもので、真木大堂「古代公園」の奥に立っている		塔身首部、首部の下に納入孔が穿たれている

笠

両端で強く反り、上端に露盤を刻出する。下端は水平で、全体に角ばった形をしている。

塔　　身

塔身は低く、太鼓型。側面は無地で、上端に納入孔を穿つ

相輪は下から、蓮弁を刻んだ伏鉢・請花・九輪・請花・火焔宝珠。九輪の五輪あたりで折れ、修復がなされている。

反花・請花

反花座と請花は、夫々別石でつくられ、側面に蓮弁を刻む

基　壇 ・基　礎

基壇は一段。基礎は、上の反花座と別石。側面は二区で、夫々格狭間を作る。

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旧 龍泉寺（りゅうせんじ）宝塔（国東塔）（市指定文化財）

笠の背面を一部欠損するが、どっしりとして落ちついた美しさがある

石造宝塔 紀年順

財前家墓地宝塔（国東塔）（中央塔）（鎌倉末期～南北朝初期）

石造宝塔-紀年順-目次

＊かっては宇佐駅からの便があったが、今は廃線になっている。公共交通としては、JR大分駅前・別府駅前・宇佐駅前（同じバス）から大分交通バスの「国東半島史跡めぐり」という定期観光バスの便があるが、1日コースのツアーになる。少し距離はあるが 頑張って、宇佐神宮前の「宇佐観光協会」で電動レンタサイクルを借りて回るという手もある。

（撮影：平成23年3月16日）