大迫(おおさこ)磨崖大日如来坐像(大分県豊後大野市千歳町長峰1526)
室町時代 天文二年(1533)頃、日羅の作と伝える。古来牛神として信仰されてきたという。
大迫(おおさこ)磨崖大日如来坐像 (県指定文化財、室町時代後期 天文二年 1533年、江戸時代修造、凝灰岩、像高 320.5Cm)
衲衣下部(向かって右側)、粘土で修理するも、剥れかけている | ||
凝灰岩に彫るが、傷みが激しく粘土で補修。異様な雰囲気がある | 衲衣下部(向かって左側)、粘土で修理するも、剥れかけている |
大日如来 法界定印
粘土で補修されている。指が長く、補修が稚拙
大迫(おおさこ)磨崖大日如来坐像 (県指定文化財)
古来から牛神として信仰されてきたという。異相、修理の稚拙さと傷みが激しく 像の大きさと相まって、独特の雰囲気を醸し出す。
大迫石仏 境内の石造物
宝篋印塔、相輪の宝珠、笠の形、基礎の蓮弁など、当地の特色 | 五輪塔、風輪に蓮弁を線刻し、火輪に露盤を作る等、宝塔的形 |
板 碑
頭部山形で、その下に二条線。二像が刻まれた板碑は、額部に月輪内「卍」を刻む
大迫(おおさこ)磨崖仏 覆屋
大きな磨崖大日如来坐像を覆っている
*JR豊肥本線 犬飼駅前から大野竹田バス 監督署前行きに乗車、「大迫バス停」下車 徒歩3分。または、「犬飼駅」下車、南西方向へ 約5Km。国道57号線沿いの「大迫バス停」が大迫石仏の駐車場前、石段を登ると「大迫石仏」の覆屋があり、その中に安置されている。
(撮影:平成23年3月12日)