財前家墓地(ざいぜんけぼち)(大分県杵築市大田小野1609)
さほど広くない墓地に国東塔十七基、板碑十五基、宝篋印塔二基、五輪塔 百五基などたくさんの石造遺品が安置されている。
財前家墓地(ざいぜんけぼち)宝篋印塔
財前家墓地(ざいぜんけぼち)宝篋印塔(県指定史跡、南北朝時代、安山岩、高さ 113Cm)
塔身、四面とも無地で種子は刻まれていない | ||
墓地南東隅に、相輪の大部分を欠損し、立っている。 | 二段の基壇上に、上端三段、側面二区竪連子の基礎を置く |
笠
段型は下三段、上三段、隅飾りは二弧でやや外傾する
財前家墓地(ざいぜんけぼち)宝塔(国東塔)群
財前家墓地(ざいぜんけぼち)宝塔(国東塔)南側群(県指定史跡、安山岩)
中央の国東塔三基の南側に安置される十基の小型国東塔
上記、十基の内の一基で、塔身の一面に、舟形を彫りくぼめ、蓮華座上に坐す、右手錫杖、左手宝珠の地蔵菩薩を半肉彫りする |
基壇北側の小型国東塔三基
手前の国東塔は、塔身に鳥居形と二仏並座の仏像が刻まれている
南側群の一列目西端塔、基礎一区格狭間、塔身下に請花 | 南側群の二列目西端塔、基礎二区格狭間、笠の傾斜は深い |
財前家墓地(ざいぜんけぼち)宝塔(国東塔)南側群(県指定史跡、安山岩)
塔身に地蔵坐像を刻んだものや、塔身首部が二段のもの、基礎反花座上に請花を置いたもの、基礎側面が一区のもの、二区のものなど変化に富んでいる
塔 身 (南側群の一列目西端塔)
国東塔では珍しい二段の首部を持つ塔身。側面は無地。
財前家墓地(ざいぜんけぼち)宝塔(国東塔)南側群(県指定史跡、安山岩)
財前家墓地(ざうぜんけぼち)釈迦三尊種子板碑 石仏と石塔-目次!
財前家墓地(ざいぜんけぼち)五輪塔群
財前家墓地(ざいぜんけぼち)五輪塔群(南側) | 財前家墓地(ざいぜんけぼち)五輪塔群(西側) |
財前家墓地(ざいぜんけぼち)五輪塔群(県指定史跡)
基壇上に並び立つ三基の国東塔を中心に、南・北に国東塔群が安置され、南と西の外側に五輪塔群が配されている。
*豊後高田方面からだと走水峠の手前を南へ、一畑トンネルを抜け、少し下ると左側に財前家墓地がある。平成20年11月に田原家五重石塔・ 田原若宮八幡社国東塔を見て、財前家墓地に行く予定だったが、時間がなくて財前家墓地に行けなかった。 田原若宮八幡社からだと、県道31号線を北に進めばよい。
(撮影:平成23年3月17日)