勝尾寺(かつおうじ)宝篋印塔

 勝尾寺(かつおうじ)(大阪府箕面市粟生間谷2914-1)

  神亀四年(727)善仲・善算の双生児が山中に草庵を結んだのに始まり、光仁天皇の皇子 開成皇子が両人を師として、勝尾寺の前身「弥勒寺」を開創した。

勝尾寺(かつおうじ)宝篋印塔(室町時代前期 永享三年 1431年、花崗岩、高さ 153Cm)

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(正面、ウーン:阿閦如来)
境内、薬師堂西側、奥の院への道 北側に層塔と並んで立っている 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(背面、キリーク:阿弥陀如来)

塔身は、各面輪郭を巻き、輪郭内に下部が蓮華座の月輪を陽刻し、蓮華座上に金剛界四仏の種子を刻む

笠の段型は、下二段、上六段。やや外傾する隅飾は、二弧輪郭付で内に蕨手文(わらびてもん)を浮彫にする

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(西面、タラーク:宝生如来) 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(東面、アク:不空成就如来)

基 礎 正 面

上端は複弁反花、側面は輪郭を巻き内に格狭間をつくり、正面のみ内に近江文様の開蓮華を陽刻する。

束の向かって右に「妙法蓮華経三千部」、左に「奉造立供養之」の刻銘がある。

基 礎 西 面

格狭間内は無地、束の向かって右に「一結衆廿八人」、左に「永享三年(1431)辛亥」の刻銘がある。

相輪上部(請花・宝珠)を欠失し、笠の隅飾りも三ケ所欠失する。基礎下に大和様式の複弁反花座、基礎正面に近江文様の開蓮華を刻む

基 礎 背 面

格狭間内は無地、束の向かって右に「十二月十八日敬白」、左に大工藤原俊次」の刻銘がある。

基 礎 東 面

格狭間内は無地、束の向かって右に「乃至法界衆生」、左に「平等利益也」の刻銘がある。

 勝尾寺(かつおうじ)1・2 町石五輪卒塔婆.                     石仏と石塔-目次!

勝尾寺(かつおうじ)本堂

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*地下鉄 千里中央駅前から阪急バス北摂霊園・希望ヶ丘四丁目行き乗車、「勝尾寺バス停」下車すぐ。

(撮影:平成23年5月9日)