願成寺 建長五年銘 阿弥陀一尊種子板碑

 願成寺(がんじょうじ)(埼玉県飯能市大字川寺688-1)

  板碑は、鎌倉時代中期 建長五年(1253)の在銘で、二条線の下に阿弥陀の種子を蓮華座なしに刻んだ古碑。

願成寺 阿弥陀一尊種子板碑 (市指定文化財、鎌倉時代中期 建長五年 1253年、緑泥片岩、高さ 135Cm 下幅 54Cm)

板碑群後列、右端に立つ。頭部山形、下に二条線。身部は、阿弥陀の種子「キリーク」、下に紀年銘を刻む。蓮華座は刻まない。

厚さが10Cmで重量感があり、根部の一部が左端の正嘉二年(1258)銘板碑と逆方向に膨らんでいる。その板碑より五年古い。

板碑 頭部

頂部山形、下に二段の切込。身部の輪郭はない

身部に直接、阿弥陀如来の種子「キリーク」を刻む 身部下方、中央に「建長五年(1253)の紀年銘がある

身部下方中央に「建長五年(1253)十一月十二日」と刻む。正嘉二年(1258)銘板碑と似ているが、輪郭線・蓮華座・月輪が刻まれていない。

この板碑が発展して、正嘉二年銘板碑になったと思われる 刻銘:「建長五年(1253)十一月十二日」

 願成寺(がんじょうじ)釈迦一尊種子板碑                       石仏と石塔-目次!

願成寺 板碑群

建長五年(1253)銘板碑は右端に、正嘉二年(1258)銘板碑は左端に立っている。

 板碑(いたび)

*西武池袋線 「飯能駅」下車、南方向へ徒歩 約20分。又は、JR八高線 「東飯能駅」下車、南方向へ徒歩 約21分。

(撮影:平成23年11月4日)