西見寺(さいけんじ)(埼玉県比企郡川島町吹塚232)
板碑は鎌倉時代中期 仁治二年(1241)の在銘で、古い時代の特色を示している。
西見寺 阿弥陀一尊種子板碑 (鎌倉時代中期 仁治二年 1241年、緑泥片岩、高さ 135Cm 下幅 52Cm)
境内の西側に立っている。身部上方、輪郭を巻かず、阿弥陀の種子「キリーク」のみを刻み、その下に「仁治二年(1241)」の紀年銘を刻む |
板碑 頂部
頭部山形の一部を破損する。二条線は磨滅により見えない。身部の輪郭線はない
阿弥陀の種子「キリーク」。右側、涅槃点中心に十字線が残る | 身部の刻銘:「仁治二年(1241)大才、辛丑、十月廿四日」 |
身部に「仁治二年(1241)大才、辛丑、十月廿四日」の紀年銘を刻む
二基並んで立つ板碑
向かって左は、建武元年(1334)銘 薬師三尊種子板碑
西見寺(さいけんじ) (真言宗智山派))
以前、板碑は門前に立っていたが、今は門内左手に立っている
*JR高崎線 鴻巣駅前から東武バス ウエスト 川越行きに乗車、「八ツ林バス停」下車、西方向へ 約600m。
(撮影:平成23年11月2日)