法台寺(ほうだいじ)(埼玉県新座市道場1-10-13)
法台寺(ほうだいじ)六字名号板碑(正和二年銘)
板碑収容庫の向かって右側列、中央の板碑で、六字名号を刻む。収容庫の中で、一番古い鎌倉時代後期 正和二年(1313)の紀年銘がある。
右側列、中央の板碑。身部中央に「南無阿弥陀仏」の六字名号を蓮華座上に大きく刻み、両側に紀年銘を刻む |
法台寺 六字名号板碑 (県指定文化財、鎌倉時代後期 正和二年 1313年、緑泥片岩、高さ 123Cm 下幅 38Cm)
板碑 頂部
頭部山形、下に二段の切込。身部は輪郭を巻かない
板碑、刻銘
六字名号の向かって右側に「正和二年(1313)癸丑」、左に「七月廿一日」と刻む
法台寺(ほうだいじ)六字名号板碑(貞和二年銘)
板碑収容庫の向かって右側列、手前の板碑で、上方を欠損する。残存部に南北朝時代前期 貞和二年(1346)の紀年銘が残る。
法台寺 六字名号板碑 (南北朝時代前期 貞和二年 1346年、緑泥片岩))
刻銘:「眼阿弥陀仏往生」 | 刻銘:「貞和二年(1346)、丙戌」 |
板碑、刻銘
六字名号の向かって右側に「貞和二年(1346)、丙戌」左に「眼阿弥陀仏往生」と刻む
眼阿弥陀仏という聖(ひじり)の墓塔として造立されたもので、紀年銘は没年を表している。
向かって右列、板碑三基
中央が正和二年(1313)銘、向かって右が、貞和二年(1346)銘名号板碑
法台寺(ほうだいじ)本堂 (浄土宗)
*西武池袋線 ひばりヶ丘駅北口から西武バス朝霞台行きに乗車、「片山小学校バス停」下車、北方向へ徒歩 約3分。
(撮影:平成23年11月4日)