法台寺(ほうだいじ)(埼玉県新座市道場1-10-13)
法台寺(ほうだいじ)六字名号板碑(康安元年銘)
板碑収容庫の向かって左側列、最奥の板碑で、六字名号を刻む。南北朝時代中期 康安元年(1361)の没年銘がある。
向かって左側列、最奥の板碑。身部中央に「南無阿弥陀仏」の六字名号を蓮華座上に大きく刻み、両側に聖名と紀年銘を刻む |
法台寺 六字名号板碑 (県指定文化財、南北朝時代中期 康安元年 1361年、緑泥片岩、高さ 145Cm 下幅 45Cm)
板碑 頂部
頭部山形、下に二段の切込。身部は一重線の輪郭を巻く
板碑、刻銘
六字名号の向かって右側に「連阿弥陀佛聖」、左に「康安元年(1361)九月六日」と刻む
刻銘:「康安元年(1361)九月六日」 | 刻銘:「連阿弥陀佛聖」 |
連阿弥陀仏という聖(ひじり)の墓塔として造立されたもので、紀年銘は没年を表している。
板碑収容庫の向かって左側列、中央の板碑で、六字名号を刻む。南北朝時代前期 文和四年(1355)の没年銘がある。
向かって左側列、中央の板碑。身部中央に「南無阿弥陀仏」の六字名号を蓮華座上に大きく刻み、両側に聖名と紀年銘を刻む |
法台寺 六字名号板碑 (県指定文化財、南北朝時代前期 文和四年 1355年、緑泥片岩、高さ 105Cm 下幅 36Cm)
板碑、刻銘
六字名号の向かって右側に「作阿弥陀佛往生」、左に「文和四年(1355)十一月九日」と刻む
作阿弥陀仏という聖(ひじり)の墓塔として造立されたもので、紀年銘は没年を表している。
板碑収容庫の向かって左側列、手前の板碑で、上方を欠損する。残存部に南北朝時代末期 明徳二年(1391)の紀年銘が残る。
法台寺 六字名号板碑 (県指定文化財、南北朝時代末期 明徳二年 1391年、緑泥片岩、高さ 71Cm 下幅 37Cm)
刻銘:「眼阿弥 陀佛」 | 刻銘:「明徳二年、辛未、十月廿六日」 |
板碑、刻銘
六字名号の向かって右側に「明徳二年(1391)、辛未、十月廿六日」、左に「眼阿弥 陀佛」と刻む
向かって左列、板碑三基
中央が文和四年(1355)銘、向かって右が、康安元年(1361)銘名号板碑
*西武池袋線 ひばりヶ丘駅北口から西武バス朝霞台行きに乗車、「片山小学校バス停」下車、北方向へ徒歩 約3分。
(撮影:平成23年11月4日)