清寿寺跡(せいじゅじあと)五輪塔

 清寿寺跡(せいじゅじあと)(滋賀県湖南市正福寺)

  五輪塔は室町時代後期 大永二年(1522)の在銘で、一石五輪塔が多く五輪塔の在銘塔が少ないこの時代に貴重な存在。

清寿寺跡 五輪塔 (旧町指定文化財、室町時代後期 大永二年 1522年、花崗岩、高さ 153Cm)

風・空輪、一石で空輪は宝珠の形
五輪塔は、清寿寺跡の小堂に向かって左側に立っている 水輪、球形で、裾ですぼまっている

清寿寺は、平安時代 寛仁三年(1019)の創立。その後、鎌倉時代前期 正治二年(1200)に焼失、江戸時代前期に再建、昭和22年(1947)に正福寺にまとめられ廃寺となった。

五輪塔 火輪

緩やかに反る。宝塔の屋根の様に、頂部に露盤、笠下に一段の垂木型を刻出している。

五輪塔 地輪

三面無地で、一面に「大永二年(1522)六月廿一日、寿正」の刻銘がある

五輪塔の周りには、無縫塔や石仏が安置されている

*清寿寺跡へは、JR草津線 甲西駅北口より湖南市コミュニティバス 菩提寺線・甲西駅ルートに乗車、「正福寺バス停」下車、北東方向へ 約220m。

 正福寺(しょうふくじ)(滋賀県湖南市正福寺409)

  正福寺は、聖武天皇の勅願により良弁僧正の開基で、弘仁八年(817)興福寺の僧 願安が再建、その後焼失。江戸時代前期に寂誉上人が浄土宗として再建した。

正福寺(しょうふくじ)六地蔵石仏

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正福寺(しょうふくじ)(浄土宗)

子院であった清寿寺・永厳寺を合併した結果、重要文化財の木造仏を多数有している

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*正福寺へは、JR草津線 甲西駅北口より湖南市コミュニティバス 菩提寺線・甲西駅ルートに乗車、「東正福寺バス停」下車、北方向へ 約250m。

(撮影:平成23年10月19日)