�ﾊ見寺（そうけんじ）三重塔（近江八幡市下豊浦6637）

　 織田信長の開基となる臨済宗妙心寺派の寺院。織田家の菩提寺として栄えた

�ﾊ見寺三重塔（重要文化財、室町時代中期 享徳三年 1454年、本瓦葺、高さ19.7ｍ）

	三層部（二層部とも軒は二軒繁垂木の平行垂木）
	二層部（三層部とも、中備えは間斗束を置き、組物は三手先）

織田信長が天正七年（1579）にここ安土の地に七重の天守閣を持つ安土城を造った。その時、この城の一角に香華院（菩提寺）を建立した。開山は剛下禅師

三重塔は、擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間板唐戸、脇間連子窓、中備えは中央間のみ蟇股、脇間は間斗束

初層、本瓦葺の屋根と四隅の鬼瓦
初層、三手先組物と軒（二軒繁垂木）

三重塔は、創建時（桃山時代初期 1576）に「近江甲賀の地」に建てられた塔（長寿寺）を移築したものと伝えられる

三重塔の棟木に享徳三年（1454）建立、天文二十四年（1555）修理の墨書きがあり室町時代の建物といわれている

寺は安土城の一角に建てられており、安土城は見事な石垣・石段を残している

	彫刻の美しい初層の蟇股
	初層の手挟み

塔の内部は、来迎柱・来迎壁があり須弥壇を設ける

二王門（重要文化、室町時代 元亀二年 1571年建立）

金剛力士像二躰も重要文化財

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�ﾊ見寺から眼下に、美しい琵琶湖西の湖が広がっている

＊JR びわこ線（東海道本線）安土駅下車 徒歩約20分で安土城址入口へ（入場料：￥500-、入場受付はAM9:00〜PM4：00）、安土城の石段を登り約30分で三重塔。平成18年9月1日より有料になり安土城址の石碑がある百々橋口（どどばしぐち）（石部神社がある）の方から入れなくなった。三重塔を拝観するには、大手口より安土城址に入り、山（安土城址）を登らなければ行けなくなった。したがって、仁王門が一番奥になってしまった。

（撮影：平成16年12月30日　西の湖を除く、平成19年1月28日）