延命寺(えんめいじ)阿字一尊種子板碑

 延命寺(えんめいじ)(東京都板橋区志村1-21-12)

  都内で二番目に古い 鎌倉時代中期 建長四年(1252)の在銘板碑で、「心」の文字を台座にして胎蔵界大日如来の種子「ア」を刻む。

延命寺 阿字一尊種子板碑(区登録文化財、鎌倉時代中期 建長四年 1252年、緑泥片岩、高さ 85Cm 幅 50Cm)

門内右手に立ち、上下部は欠損する。身部は胎蔵界大日如来の種子「ア」を心字座上月輪内に薬研彫し、下方に紀年銘を刻む。

板碑 頂部

頭部は大破する。、身部の輪郭は刻まない。

身部胎蔵界大日の種子「ア」心字座上月輪内に薬研彫りする 下方の刻銘:「建長四年(1252)、壬子、六月」

心 字 座

蓮華座を「心」の字に刻む。心字座を刻む板碑は珍しく、他に清見寺 阿字一尊種子板碑香林寺 阿字一尊種子板碑がある。

板碑は明治23年(1890)3月 志村字天神前から発掘された。板碑群の後方に碑が建てられ、発掘年と発掘場所を刻んでいる(右から二行目)。

板碑の発掘年と発掘場所を刻んだ石碑(写真、右側)

その他、明治42年に城山城址から発掘された文明六年(1474)銘 板碑、明治43年10月に字天神前から発掘された文明十九年(1487)銘 板碑 等が記されている。

延命寺 板碑群 (区登録文化財、鎌倉時代中期~室町時代)

建長四年銘板碑を始めとした十四基の板碑が、区の登録文化財に指定されている。

 延命寺(えんめいじ)板碑群 (1)                           石仏と石塔-目次!

延命寺(えんめいじ)(真言宗豊山派)

志村城主篠田五郎の家臣 見次権兵衛が子息の討死を見、その菩提を弔う為、大永四年(1524)に開いた。

 板碑(いたび) 

*都営地下鉄三田線 「志村坂上駅」下車 、南西方向へ 徒歩 約5分。

(撮影:平成24年11月14日)